コラム

マイシグナル・スキャン(尿でわかるがんリスク検査)

マイシグナル・スキャンは、尿中に含まれる「マイクロRNA」という物質を分析することで、がんの罹患リスクを評価する新しいタイプのがんスクリーニング検査です。痛みもなく、簡単な尿検査だけで複数のがんリスクを同時にチェックできます。

特徴
・一度の採尿で最大10種類のがんを判定
・非侵襲、痛みなし、前処置不要
・AI解析による高精度なリスク判定
・早期がんにも対応(例:すい臓がんでAUC 0.97の精度)

対象となるがん種(男女計10種)
【女性】卵巣がん、乳がん、肺がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、食道がん、腎がん、膀胱がん
【男性】肺がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、食道がん、腎がん、膀胱がん、前立腺がん

検査のしくみ
尿に含まれるマイクロRNAを独自技術で抽出・濃縮し、AIが発現パターンを解析。がんの発症と関連するマイクロRNAの変化を捉えることで、現在のがん罹患リスクを「高・中・低」の3段階で評価します。

科学的な信頼性
・特に早期発見が難しい膵臓がんにおいて、既存の腫瘍マーカー(CA19-9)を上回る検出精度を実証。
・肺がんの早期発見に向けた実地検証(北海道岩内町)も行われ、早期治療につながった実績も。

検査の流れ
1. 問診
2. 尿を採取
3. 検査機関に提出
4. 約2〜4週間後に結果を説明

*費用はこちらをご確認ください

注意事項
本検査はがんのリスクを統計的に評価する「スクリーニング検査」です。
診断確定のためには医師による追加検査が必要です。
もしも高リスクと判定された場合には、精密検査についてご相談いたします。

このような方におすすめです
・ご家族にがんの既往歴がある方
・忙しくて定期健診を受けにくい方
・胃カメラや大腸カメラが苦手な方
・早期がんのリスクを広く確認しておきたい方

アレックスビー(RSウィルスワクチン)

アレックスビーは、RSウィルス感染症を予防するためのワクチンです。

RSウィルス感染症とは?

RSウィルス感染症は、乳幼児に感染しやすく、高齢者や免役の低下した方にもうつりやすいウィルスです。主な症状には鼻水、咽頭痛、咳、喘鳴、呼吸困難などがあります。治療は対症療法で行われ、特効薬はありません。RSウィルスは、特に基礎疾患を持つ方にとって、インフルエンザよりも重症化しやすく、高齢者では死亡者数が多い感染症の1つであり、注意が必要です。

接種対象者

60歳以上の方で、特に下記のような基礎疾患がある方に推奨されます。

  • ・COPD、肺気腫
  • ・喘息
  • ・心疾患(心不全、心筋梗塞、狭心症、など)
  • ・糖尿病
  • ・慢性腎不全
  • ・血液疾患
  • ・悪性腫瘍(がん)
  • ・免疫能低下

効能・効果

アレックスビーの有効性は、60歳以上で82.6%、基礎疾患がある60歳以上で94.6%と報告されています。さらに、RSウィルス感染症にかかった場合の重症化や入院のリスクを約70-80%予防することができることが報告されています。

副作用

アレックスビーの副作用は、注射部位の痛みや腫れが最も多く、他に頭痛、筋肉痛、疲労などが報告されています。アナフィラキシーなどの重大な副反応は非常にまれです。

アレックスビー接種をご希望の方へ

アレックスビーの接種をご希望の方や接種についてご相談したい方は、お電話にてご予約をお願いいたします。

費用はこちらをご参照ください。

オンライン診療について

当院では、オンライン診療を行なっています。パソコンやスマートフォンを通して問診を行い、必要に応じて投薬を行います。オンライン上で決済され、処方箋を郵送いたします。

*なお、厚生労働省の方針により、初診での向精神薬(睡眠薬など)の処方はできませんのでご注意ください(再診以降でご相談可能です)。

<オンライン診療を受けるための手順>

1. CARADAオンライン診療への登録

 まず最初に、こちらより登録を行なってください。

2. オンライン診療の予約

 オンライン診療はweb予約に対応していないため、お手数をおかけいたしますがお電話での予約をお願いいたします。

Tel: 03-6261-3510

ファンコニー症候群について

当院にも、紅麹コレステヘルプ等関連製品による健康障害の恐れについてのお問い合わせがあります。ご心配な方は、血液検査、尿検査により評価を行うことが可能です。

日本腎臓学会の調査では、4月1日の段階で47人中46人に「ファンコニー症候群」の症状がみられたということが報告されています。

ファンコニー症候群とは?

・腎臓において再吸収の役割を行う尿細管という部分の機能が障害される稀な病気です。この障害により、体の機能維持に重要なブドウ糖、アミノ酸、ミネラル、電解質などの再吸収が妨げられ、体内で不足の原因となります。そのため、倦怠感や食欲不振、筋力低下、脱水などを引き起こします。

・原因は、遺伝性に発症する先天性と、薬剤性(化学療法薬など)や他の疾患(多発性骨髄腫、アミロイドーシス、腎移植後、など)に合併して起こる後天性に分けられます。

・薬剤性の場合は、原因薬剤を中止することが基本です。病態に応じて不足したミネラル、電解質の補充が必要となります。

(2024/4/14記載)

気管支喘息の治療

気管支喘息は、気道の慢性的な炎症によって引き起こされる疾患であり、適切な管理と治療により、症状をコントロールすることが可能です。治療は主に、長期管理薬(コントローラー)と発作治療薬(リリーバー)の二つに分けられます。喘息の評価はこちらへ。 

長期管理薬(コントローラー)

吸入ステロイド薬: 長期の炎症抑制と喘息コントロールを目的として定期的に使用します。これにより、気道の炎症を抑え、症状の発生を予防します。

気管支拡張剤: β刺激薬や抗コリン薬があり、気道を長時間拡張させることで、特に夜間や早朝の症状を軽減します。

抗アレルギー剤: アレルギー反応による喘息症状の改善と予防に役立ちます。

発作のトリガー管理: アレルゲンや刺激物からの回避、禁煙など、発作を引き起こす可能性のある要因の管理も重要です。

発作治療薬(リリーバー)

気管支拡張剤: 即効性の気管支拡張剤を使用して、発作時に迅速に気道を拡張し、呼吸を楽にします。ネブライザーによる吸入治療が行われることもあります。

点滴治療: 発作が重度の場合には、ステロイド薬を点滴で投与し、症状を速やかに軽減します。

喘息のコントロールが難しい場合

経口ステロイド: 喘息の症状が落ち着かない場合に短期間使用されます。

生物学的製剤: 通常の治療でコントロールが難しい場合、特定の生物学的標的に対する治療を行います。これには、IgEや好酸球を標的とした注射剤が含まれます。

(2024/4/7記載)

気管支喘息の評価

当院には、喘息症状の方が多く受診されています。気管支喘息は、気道の慢性的な炎症により、息苦しさ、喘鳴(ぜいめい)、咳、胸のつかえなどの症状が現れる疾患です。咳だけが続く「咳喘息」も珍しくありません。

 評価方法

 症状の経過を問診で聴取し、診察にて評価を行います。

喘息コントロールテスト(Asthma Control Test: ACT)

すでに喘息と診断されたことがある場合、このテストにより喘息の管理状態を評価することができます。

ACT (QualityMetric Incorporated, 2002.)からセルフチェックが可能です。

呼吸機能検査

肺の容量(肺活量)や空気の流れ(1秒率)を測定することで、肺の健康状態を評価します。喘息の状態が安定しているかを評価することができます。

アレルゲン検査

アレルギー反応が喘息の症状に関与している場合が多くあります。必要に応じて特定のアレルゲンに対する感受性を評価します。(詳しくはこちらへ

(2024/3/31記載)

アレルギー検査について

当院では、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、花粉症、じんましん、喘息、アナフィラキシーなど、様々なアレルギー疾患に対する検査を行なっています。これらの症状は、特定のアレルゲンに対する体の過敏反応によって引き起こされることが多く、原因アレルゲンを確認することは重要です。

特異的IgE検査(MAST36アレルゲン、MAST48mix)

即時型アレルギー反応は、アレルゲンにさらされた際に迅速に発生し、IgE抗体がその反応に大きく関与しています。このタイプのアレルギー反応は、花粉、ダニ、ペットの毛、食品など、日常生活で遭遇する様々な物質によって引き起こされることがあります。当院では、主として36種類(MAST36アレルゲン)、または、48種類(MAST48mix)の一般的なアレルゲンに対する検査を行なっています(検査費用は、3割負担で約4,000〜6,000円となります)。

スギやダニに対するアレルギーに対しては、舌下免疫療法も治療の選択肢となります(スギの舌下免疫療法を行う場合はスギのシーズンが終わってからとなります)。

分類構成アレルゲンMAST48mixMAST36アレルゲン
項目対象項目対象
食物アレルゲンミルク*ミルクミルク
小麦*小麦小麦
卵白*卵白卵白
オボムコイド*オボムコイドオボムコイド
ゴマ**ゴマゴマ
ソバ*ソバソバ
大豆**大豆大豆
ピーナッツ*ピーナッツピーナッツ
サバ**サバ 
マグロマグロマグロ
サケ**サケサケ
エビ*エビエビ
カニ*カニカニ
豚肉**豚肉豚肉
牛肉**牛肉牛肉
鶏肉**鶏肉鶏肉
トマトトマトトマト
モモ**モモモモ
キウイ**キウイキウイ
バナナ**バナナバナナ
ヘーゼルナッツ木の実ミックス 
アーモンド** 
クルミ** 
花粉アレルゲンスギスギスギ
ヒノキヒノキヒノキ
ハンノキハンノキハンノキ
シラカンバシラカンバシラカンバ
ヨモギヨモギヨモギ
オオアワガエリイネ科ミックスオオアワガエリ
カモガヤカモガヤ
ナガハグサ 
ハルガヤ 
ギョウギシバ 
ブタクサブタクサミックスブタクサ混合物1
オオブタクサ
ブタクサモドキ 
その他アレルゲンハウスダスト1ハウスダスト1ハウスダスト1
アスペルギルスアスペルギルスアスペルギルス
カンジダカンジダカンジダ
ラテックスラテックスラテックス
コナヒョウヒダニダニミックスコナヒョウヒダニ
ヤケヒョウヒダニ 
イヌ皮屑イヌ・ネコ皮屑ミックスイヌ皮屑
ネコ皮屑ネコ皮屑
アルテルナリアカビミックスアルテルナリア
ペニシリウム 
クラドスポリウム 

* : 食品の表示義務のある「特定原材料」に関するアレルゲン

** : 表示を推奨されている「特定原材料に準ずるもの」に関するアレルゲン

遅延型IgGフードアレルギー検査

 当クリニックでは、IgE抗体による即時型アレルギー反応だけでなく、遅延型アレルギーに対する検査も行っています。遅延型アレルギーは、アレルゲンにさらされた後、数時間から数日で発生する反応であり、消化不良、頭痛、皮膚トラブルなど多様な症状を引き起こすことがあります。食品による特定のアレルゲンに対する体のIgG抗体反応を評価します。詳しくはこちらへ

(2024/3/24記載)

ビタミン注射、プラセンタ注射、高濃度ビタミンC点滴について

当院では、健康増進目的のビタミン・栄養素補給のため、ビタミン注射、プラセンタ注射、高濃度ビタミンC点滴を行なっています。(費用等の詳細はこちらへ)

ビタミン注射

ビタミン注射には、ビタミンB群、ビタミンC、肝保護薬が含まれています。不足しがちなビタミンを補充し、健康を促進する治療法です。食事から十分なビタミンを摂取できない場合や、疲労やストレス、飲み会続きでビタミンの消費が大きい場合などに特に有効です。疲労感の軽減、免疫力の向上、メンタルのサポートなど、多岐にわたる効果が期待できます。

プラセンタ注射

プラセンタ注射は、アンチエイジングと体の再生を促進する治療法です。プラセンタには、豊富な栄養素、成長因子、アミノ酸が含まれ、細胞の成長と修復をサポートします。肌の質の改善、疲労回復、ホルモンバランスの調整など、健康と美容の両面での効果が期待されています。

高濃度ビタミンC点滴

高濃度ビタミンC点滴は、経口摂取では吸収できない量のビタミンCを点滴投与により直接体内に取り入れる治療法です。体の抗酸化作用を強化し、免疫システムをサポートすることで、疲労回復や、風邪の予防や回復、美白効果、ストレスの軽減など、幅広い健康効果が期待できます。

(2024/3/17)

高血圧アプリについて

当院では、高血圧治療の補助を目的としたスマートフォンアプリの処方を行っています。このアプリは、高血圧な管理や効果的な生活習慣改善を行うことで高血圧治療の補助を行います。なるべく薬を飲みたくない場合や薬を増やしたくない場合にも有効です。

(高血圧アプリの処方は、高血圧での初診から1ヶ月以上経過をみせて頂いてからとなります)

 高血圧アプリには以下のような特徴があります。

  1. 家庭血圧の管理: 患者さんはアプリを使用して自宅で血圧を測定し、そのデータを記録します(アプリ対応の血圧計であればBluetooth連携が可能です→対応血圧計についてはこちら)。
  2. 生活習慣の改善: アプリは患者さんに対して適切な知識を提供し、行動目標を立てるサポートをし、食事や運動の改善を促します。
  3. 励ましと目標設定: 患者さんの行動を可視化し、励ましや目標設定を通じて治療の継続をサポートします。
  4. 医師との連携: 医師はアプリの記録を元に、月に1回の診察を行います。
  5. 臨床試験に基づく効果: 高血圧アプリは臨床試験を経て薬事承認された高血圧治療補助アプリであり、アプリ使用後から12週時における起床時家庭血圧(収縮期)でベースラインから6mmHgの降圧効果が確認されています。

(2024/3/10)

腸内フローラ検査について

私たちの健康と密接に関連している腸内環境。腸内フローラ(腸内細菌叢)は、私たちの消化管、特に大腸に生息する約1000種類からなる微生物の集合体です。これらの微生物には、細菌、ウイルス、真菌などが含まれ、健康な成人の腸内には約100兆個の微生物が存在すると推定されています。

これらの腸内細菌は、消化吸収の助けだけでなく、免疫力の維持や肥満の予防、さまざまな病気の予防など、非常に重要な役割を果たしています。しかし、不規則な食生活やストレス、抗生物質の使用などにより、腸内環境は簡単に乱れが生じます。その結果、便秘や下痢、アレルギー、肌荒れなど、様々な健康問題が引き起こされることがあります。

当院では、下記2種類の腸内フローラ検査を提供しています。

・マイキンソープロ
・マイクロバイオミー
詳しくはこちらへ

これらの検査により、腸内の細菌バランスを詳細に分析し、あなたの腸内環境を評価することが可能です。検査は非常にシンプルで、自宅で簡単に行うことができる便のサンプル採取キットを使用します。

(2024/3/3)